会員数400万人を抱える大規模なシステムを運用するクライアント企業では、事業成長を優先するあまり、運用改善が後回しになっていました。さらに、担当者の交代によってシステムの構成情報が把握できず、改善の必要性は認識しつつも、どこから手を付けるべきかが不明確な状態でした。
当社は、システム構成の再確認を行い、運用改善の具体的な手順を提案しました。その結果、外注していた保守運用に対する不満を解消し、効率的なシステム運用を実現しました。
要件
非効率な運用作業プロセスの効率化を行う
社内対応もできるように現状の整理を行う
課題
事業の成長を優先して後回しにしていたインフラの運用改善を行いたい
担当者が変わるなど、システム䛾構成情報/把握ができておらず、改めて
把握したい
解決しなければいけない事が複数あり、どこから手をつければよいかわからない
インフラの保守運用を外注しているが不満がある
ソリューション内容
サービスやツール
PHP/Laravel
AWS
EC2/ECS/RDS
アジャイル開発
対応期間
2ヵ月
工数
1.5人月
ソリューション詳細
当社が提供したソリューションでは、まずシステム全体の構成情報を徹底的に調査し、資料化しました。次に、AWSが推奨するチェック項目を網羅したアーキテクチャレビューを実施し、コストに関する見直しを行いました。
また、システム運用における課題を洗い出し、その優先度とリスクを明確に定義し、コスト削減に向けた必要な対策をリストアップしました。
さらに、アジャイル開発の導入サポートを行い、リリースサイクルの短縮化を実現しました。これにより、お客様は優先度の高い課題に迅速に取り組むことが可能となり、効率的な運用体制を整えることができました。
この結果、お客様は現在のシステム状況を詳細に把握し、コスト削減に向けて取り組むべき課題や要素を明確に理解することができました。
さらに、コスト増加につながるクリティカルパスを特定し、それに基づく対策を講じたことで、クラウドコストを月額1600万円から600万円にまで削減することに成功しました。